せせらぎのブログ〜日々是好日⭐︎

子育てがひと段落し、大人の学び直しと日々のつれづれを書いています^ ^

『朝が来る』映画レビュー

 

 

おはようございますせせらぎです。

 


「朝が来る」

この映画をNetflixで見ましたので、感想を書きたいと思います。

 

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本屋さんでこの映画の小説版を見まして

とある夫婦が子供ができずに

養子を迎えると言うお話だと言う事は

なんとなく知っていました。

 

 

 

私自身子供ができずに悩んだ事は無いので

感情移入できるかなと少し心配しながら見ましたが

まったくの杞憂でした。

 


私は子供ができない悩みはありませんでしたが、男の子しか生まれないと言う悩みがありました。

 


ありました、と過去形なのは、4人目で待望の女の子が生まれたからです。

 

 

 

悩みは解決しましたが

自分の力ではどうにもならないこと

努力して報われないことがあること

身をもって学びました。

 


なので子供が欲しいのに

できない悩み、辛さ、

なんとなく感じることができました。

 

 

 

子供ができるできない

男か女か

何歳の時に出産することができるのか

 


ほかにもいろいろありますが

欲しいからといって手に入るものではない。

 


まさに神の領域だと思います。

 

 

 

そして映画では相対するように

14歳で子供を授かる女の子が出てきます。

 

 

 

14歳とはいえ

真摯に相手の男の子を好きだった

と言う気持ちが伝わってきました。

 


その女の子は出産することになりましたが、生まれてきた赤ちゃんにとても愛情を持っていました。

 

 

 

想像することしかできませんが14歳で赤ちゃんを産み、その赤ちゃんを愛しく思える心境と言うのは、どういった感じなのでしょうか。

 

 

 

私のひとりめの出産の時は、29歳でした。

 


はじめてのお産、母に付き添われ病室へ入り、あれよあれよとわからぬまま出産が始まり、赤ちゃんが出てきたときに気がついたら私は酸素マスクをされていました。

 


軽くパニックになっていたようです。

 


私は破水から始まったので、出産のスピードが速く、そしてはじめてだったと言うこともあり、自分で自分の体を制御できない体験にパニックを起こしていたようです。

 

 

 

ただもちろん、生まれてきた赤ちゃんはとても可愛く、いとおしく感じました。

 


愛する夫の子供ですから

愛しくないわけがないのですが

映画の中ではお父さんがわからない赤ちゃんを産む女の子も出てきます。

このことに関してはやるせない気持ちになりました。

 

 

 

私にできる事は何か。

 


我が子への性教育をしっかりやることだと決めました。

赤ちゃんは1人では作れません。

お父さんとお母さんが納得した形で子供を授かると一番良いですね。

 

 

 

 


さて話は全く変わりますが

この映画はドキュメンタリー映画のようでした。

 


日々が淡々と紡がれていく。

事実だけしかないと、それは見る人によってどんな受け止め方もできるということです。

 


子供ができない夫婦が選んだ選択肢は養子を取る事でしたが

養子を取らずに夫婦2人で生きていくことも選択できたはずです。

 

 

 

そして養子を取るとなった時にも

どこの団体から養子を取るのか

それもたくさんの選択があったはずです。

 

 

 

なぜ養子をとることに決めたのか。

夫婦の感情の動きは

さらっと淡々と見せられており、

他の選択肢もあったんじゃないか?

と思わせるような感じでした。

 

 

 

そして14歳の女の子も

なぜ堕胎できる月日を超えてしまう位

妊娠に気がつかなかったのか。

 


もしくは妊娠に気がついていたけれども、

堕胎はしたくなかったのか。

 


最後の最後でこの14歳の女の子の本当の気持ちが現れます。

 


その時なるほどと思います。

 


その女の子の本心がわかったところで

この映画の全てを納得する事はちょっと難しいんですが。

 


多分この映画の作られ方が

見る人によってどのようにでも解釈できるような形で作られたのだと思います。

 


女の子の本心はすごく重かったのですが

この映画はドキュメンタリー映画のように淡々と作られており、

 


感情の起伏の少ない登場人物が多いので

受け取り方でいかようにも感じられるのです。

 


答えは1つではない。

 


受け取る人しだいで

いかようにも変わる。

 

 

 

 


私はこの映画を見て

自分の人生に真摯に向き合っていきたいと

改めて背筋が伸びる思いがしました。

 

 

 

 


それでは、また!